FACTORY900(ファクトリー900) 「FA-230番台」の生産終了モデル
おはようございます、店長です。
昨日は朝から冷たい雨の1日になりましたが、今日は天候も回復し穏やかな気候になりそうです。とはいえ、朝晩の寒暖差が激しく皆さんもお出かけの際にはお気をつけください。
さて、連日に渡り生産終了モデルをピックアップしてご紹介してきましたが、今日はこちらの番台をご紹介したいと思います。
「FA-230番台」
「FA-230」の発表から8年が経過し、「FA-230番台」をデザイナー青山から引き継ぐようなカタチで数々のモデルを世に送り出した田村氏。古くからスタッフブログをチェックしていただいている皆さんは彼の存在も含めご存知のことも多いかと思いますが、この夏発表となった生産終了モデルには、今日ご紹介する2つのモデルが該当となります。彼がデザインを担当するようになった「FA-230番台」は当時非常に人気の高かったこともあり、この生産終了という決断は時の流れを感じさせる大きな出来事でり、当時を振り返りながら改めてご紹介させていただきます。
「FA-232」¥60,500(税込) 2017年発表
サイズ55mm 鼻幅19mm レンズカーブ4カーブ テンプル長120mm
2017年秋のエースモデルと呼ばれた「FA-232」
先のも触れたように、8年ぶりとなる「FA-230番台」の新作としてコアユーザーの皆さんからの評価も高く、また今ではブランドを代表する人気カラーとなった「col.565」(グリーン/茶)がレギュラーカラーとして採用されたのもこの「FA-232」からとなります。
直線的なラインに加えシャープでエッジーなレンズシェイプ、流麗なラインを活かした美しいフォルムとは異なり、あえてアンバランスなタッチによってどこか荒々しく男心をくすぐるようなデザインに仕上がっています。
クラシカルなデザインが世に広まっていくなかで、レンズの天地幅も狭い「FA-232」は、まさにFACTORY900の歴史においてのクラシックという位置づけであり、今年で直営店がオープンしてから丸10年が経過しましたが、ブランドの成長を中長期的に支えたモデルであることは間違いありません。
ちなみにカラーバリエーション全6色のなかで今回「col.131」(茶チェック柄)をピックアップしましたが、こちらはすでに生地そのものが廃色となっており、生産終了以前にレアな色合いとなっています。
「FA-235」¥60,500(税込) 2018年発表
サイズ54mm 鼻幅17mm レンズカーブ4カーブ テンプル長120mm
「FA-230番台」のアンダーリムデザイン、レンズ前面にブローバーがかかる全く新しい“アンダーブロー”スタイル、まさに唯一無二と呼べるフューチャリステックなデザインになります。
本来はあるはずもないレンズ前面に遮るように存在するアンダーブロー。見る時に邪魔にならないかといえば、決してそんな訳もなく想像通りの見え方になります(汗)様々な制約を排除し、視力矯正用具としてメガネに求められる見え方よりも”見られ方”を意識した田村氏渾身のデザインです。
展示会での発表前、恐らくそこまで売れないであろうと予測を立てておりましたが、その予測は大きく外れる結果となります。そもそも2018年はLEXUSとのコラボレーションが発表され、「FA-234」や「FA-370」等々、どのモデルもインパクトが強く「FA-235」はその陰に隠れてしまうかと思いきや、むしろその精鋭ともいえる新作のなかでも一際異彩を放ち、ユーザーの皆さんからは非常に高い評価をいただきました。
その後もコンスタントにお客様からのご指名をいただき、今でも隠れた人気モデルといえる「FA-235」ですが、発表から7年・・・その役目を終え正式に生産終了となりました。ちなみに、TOKYO BASEには今回ピックアップした「col.872」(白/グレー)のみとなりますが、OSAKA BASEには他のカラーも在庫の用意がございます。とはいえ、残りの本数はごくわずかとなっているため気になる方はお早めに。
さてさて、1つ1つのモデルに歴史があり、こうしてその歴史を振り返るのも楽しいものです。今後ともお客様からリクエストがあれば過去のモデルであっても取り上げてみたいと思います。


